「バリアフリ−化推進功労者表彰」受賞と受賞記念祝賀会の報告(事務局からの報告)
昨年受けたこの表彰は、まだ制度自体が断片的で情報がよくつかめず、内容を詳しくお伝えすることが出来ませんでした。晴れがましい祝賀会も終わり新しい年も迎えましたので、受賞から祝賀会までの一連の動きを、事務局からの報告としてお伝えしたいと思います。一読後に御質問など、もしありましたら事務局まで御一報下さい。
(以下の内容についての文責: バリアフリーデザイン研究会事務局長 白木 力)

当初から、担当者は「申請したからと言っても残れるかどうか?期待はできませんので」との至って控えめのコメントが添えられました。ただ申請書づくりは、御盆休み返上での作業だったとお聞きしておりますので、今回の受賞、少なからず担当課の精力的な後押しに負うところがあったと言うのも事実。インタビューや関係資料を通じ、研究会の活動を熊本県が評価をいただいた点は大いに注目に値します。 担当課は県の「やさしいまちづくり」を進めている部署。熊本県のユニバーサルデザイン導入が全国的には注目されていますが、領域を隔てることなく当事者の視点を大切にしてきた当会の理念が、熊本県の行政施策にも深くつながる部分があることが伝わったような思いで、まだまだ「バリアフリーデザイン」の理念は健在との実感を新たにしました。
こうやって研究会の活動が大きく評価されたことが、今回の推薦へもつながってきたと言えそうで、素直に喜びたいものです。
3週間ほど経った9月10日ころになって、内閣府からの内定の通知が県を通して連絡が入りました。ただ公表は当日まで出来ない旨、内閣府からの厳しいものでした。正直この点は少々不可解な点です。もちろん関係者への配慮や表彰自体への中傷やら色々考えるとわからないでもないのですが…。「バリアフリーデザイン賞」で、主催者側として認識している立場からは、対象者の公募、公開審査、現場審査、審査内容のプレス発表、表彰式と一連の流れには、常に情報公開の必要性を感じているところです。内閣府の手順は想像しがたいものです。国策として「バリアフリー化」を進める一連の制度として顕彰制度が設けられることには疑問はないのですが、情報が公明でない部分がある点は見直しが必要ではと思えます。もちろん総理大臣表彰選出には現場審査もあったようですので、審査経緯の公表が遅れた点は特に気になります。政府の広報という面で、もう一つスッキリ出来なかった部分でした。
表彰式は9月26日に実施されました。首相官邸での表彰式に出席するため早朝の便で、熊本空港から西島会長と2人で東京へ向かいました。特に旅費等の支給はなく自費での出席です。霞ヶ関の合同庁舎4号館にてしばらく待機。そしてマイクロバスで近くの首相官邸へ、受付を済ませ大ホールへ案内されました。小泉首相による内閣総理大臣表彰につづき福田内閣官房長官から西島会長へ表彰状の授与。首相から挨拶があり式は無事終了しました。総理大臣表彰2団体、内閣官房長官表彰9団体。同じ受賞者に8月に熊本で会ったアクセシブル盛岡石川代表の姿もあり話が弾みました。福田官房長官から自身のバリアフリー体験が報告され、「国内のバリアフリー化は不十分」とコメントがあり、受賞者への期待が寄せられました。バリアフリー化は国の最重要課題とのコメントには驚かされました。


そして2002年12月4日午後7時。ウェルシティー熊本厚生年金会館の鳳凰の間にて祝賀会開催。参加者は159名。内研究会からは39名が参加しました。主催は「バリアフリ−化推進功労者表彰」受賞記念祝賀会実行委員会によるもので、代表呼びかけ人の一人熊本県障害者雇用促進協会小堀会長から開会の挨拶。来賓の潮谷熊本県知事からお祝の言葉、新熊本市長の幸山氏からも祝辞をいただきました。また代表呼びかけ人として熊本学園理事長北古賀氏が乾杯の音頭を取り祝賀会は始まりました。
今回の祝賀会は出会いが主旨で飲食中心にならないよう工夫がしてありました。それはできるだけ宴会から出るゴミを減らす試み。食事は「自前の箸」で食する(結構好評でした)。出る料理を少なく、食べれる程度(少し残ってしまったのが残念でしたが、話しに夢中になるほど楽しかったのでしょうね)。
多数の祝電も全国からいただきました。アクセシブル盛岡の石川紀文代表、長崎バリア・フリー研究会日比野正己代表、大阪大学大学院大熊由紀子教授、松山市議会篠崎英代議員、神奈川ネットワーク松川由美氏、小池剛&小池久身子氏、佐賀県建築士会まちづくり委員会城島副委員長の面々等からでした。
箸(はし)袋とふくろうの絵入り風倒木の名札(潮谷知事がご愛用とか)や「幸せのカード」とデザイン面で当会の茨木清貴氏がボランティアで協力いただき、より楽しい時間を過ごすことが出来ました。祝賀会を和やかに締められましたのは、「日本福祉のまちづくり学会第五回全国大会」米満大会長でした。この学会は、丁度、推薦を受けた時期に開催されました。今回の祝賀会では華美にならないようにお願いして開催いただきましたが、過ぎたのか足りなかったのか「感じ方」は別れるところかも知れません。
代表呼びかけ人3名を筆頭に合計で約60名に昇る方々が呼びかけ人として賛同され、祝賀いただきました。今回参加いただきました多くの皆様ともども会員各位のご厚誼にも感謝しております。今後の広がりを期待し、おごることなくこれまで通りに活動を続けまいりたいと思います。
表彰団体を紹介する内閣府小冊子もやっと手元に届きました。受賞されたグループも紹介されておりますが、甲乙つけがたい審査ではなかったかと、野村歓委員長の御苦労が想像される委員長のコメントも紹介されています。何かの機会に御紹介したいものです。
ともかく、祝賀会までお世話になりました皆様方には深く感謝しております。 今後とも今まで同様にご支援賜りますようよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。
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